A5判 544頁 4,400円(消費税込) 定価(税込)(本体4,950円) ISBN978-4-490-20712-5
イタリアの作曲家トスティ(1846-1916)の作品は声楽のコンサートでは必ずと言ってよいほどプログラムに登場し、よく知られ、イタリア声楽曲を学ぶ者は数多く、その多くがトスティの声楽曲を学んでいる。これまでまとまって紹介されることのなかったトスティの生涯と作品について明快な分析と解説を行った初めての概説書!
第1部 第2部 I
トスティの生涯 トスティの作品 イタリア語によるロマンザ 1.イタリア語のロマンザとナーポリ方言 によるカンツォーネ 2.ガブリエーレ・ダンヌンツィオの詩 によるロマンザ 3.アブルッツォのカンツォーネ
II III IV
英語によるソング フランス語によるメロディと シャンソン その他の作品
イタリア・トスティ協会名誉会長。1982年に同協会を設立、以来25年にわたりその発展に努めるとともに、テーラモ大学、フォッジャ音楽学校においても教鞭を執る。
1950年生まれ。イタリア文学者。東京大学大学院人文科学研究科博士課程中退。現在、東京大学教授。
1970年生まれ。東京芸術大学音楽学部卒業。専門はイタリア・オペラおよび声楽。現在、国立音楽大学、恵泉女学園大学講師。著書に、『音楽用語のイタリア語』(三修社)『イタリアのオペラと歌曲を知る12章』(東京堂出版)など。